昔はさ、なんでも
ググれ!
で済んだんです。
夫婦喧嘩の種になりそうなレシピの分量も。
子どもの自由研究のネタも。
ついでに、変な腹痛の症状まで。
だいたいのことは
Google先生がなんとかしてくれた。
でも最近、ちょっと様子が変だと思いませんか?
「ググっても、ピンとくる答えがない」
「上に出てくるの、広告ばっかりじゃん」
「まとめサイトばっかりで、結局どこが本当なの?」
ああ、これ...
検索の終わりの始まりかもしれません。
2025年5月21日(米国時間)
アメリカのGoogle検索に
「AI Overviews」ってやつが出てきました。
かんたんに言うと――
「料理 時短 コツ」とか調べたら、
上からズラッとブログが並ぶんじゃなくて、
AIがギュッと、レシピも手順もまとめてくれる。
「旅行 子連れ おすすめ」って入れたら、
いちばんいい季節やスポットの紹介まで
AIが教えてくれる。
しかも、めっちゃ自然な日本語で。
え?
日本ではまだでしょ?
そう。
日本版Googleでは、まだ出てきてません。
でも、その足音は、もうすぐそこ。
昔はね、検索って
「地図を読む」みたいなもんだった。
あっちこっちクリックして、
情報をかき集めて、
自分なりに答えを見つける旅だった。
でもAI Overviewsは違う。
「もう、地図いらないよ」って言ってくる。
代わりに、ガイド付きのハイヤーが迎えに来て、
「お客さま、目的地はこちらです」
って言ってくれる感覚。
たしかに…
ラクだけどさ
そのぶん、自分で選ぶチャンスは減る。
で、それって――
ブログ書いてる人にとっては、もっと深刻な話。
SEOって、
もしかしてもう…
「SEOって、難しそうだけど、頑張れば上位に行けるんでしょ?」
「ニッチなキーワード狙えば、まだ勝負できるって言ってた!」
…はい。
僕も、つい最近までそう思ってました。
でも、AI Overviewsは、
その上位表示の景色すら、
丸ごと変えてしまうでしょう。
だって、Googleが
「もう、私が答え出しといたよ〜」って
先に言っちゃうんだから。
その時、ブログの存在感って、どこに残る?
✔AI Overviewsの登場にビビってる...
✔ブログSEOは、ついにオワコンか?
✔何とか生き残る道はないの?
✔消える記事と残る記事の違いは?
- AI Overviews時代に、生き残る記事と消える記事の違いとは?
AI Overviews時代に、生き残る記事と消える記事の違いとは?
ところで、AI Overviewsの何がヤバいの?
大げさでしょ?
大丈夫だよね!
いや、だからさ...
ガチでヤバいんだって......
Google画面の顔ぶれが激変した
え?Googleって、
そんなに変わったの?
うん。変わった。
もう、めちゃくちゃ変わってます。
アメリカ版のGoogleでは、
検索すると最初に出てくるのが、
あのカラフルな答えっぽい箱。
それが「AI Overviews」ってやつ。
例えば――
「子ども 歯が痛い 応急処置」と検索する。
上からズラッとブログが並ぶ代わりに、
AIがまとめたアドバイスがドン!と出てくる。
しかも、かなり細かくて親切。
「痛みの種類によって対処法が違います」とか、
「冷やす場所や市販薬の例」までついてる。
それ、今まで誰が書いてたと思います?
…僕ら、ブロガーです。
そりゃ便利なんだけどさ…
たしかに便利です。
一発で答えが出てくるし、わかりやすい。
でも、その「便利」が、
ブロガーにとっては地獄の始まりかもしれない。
なぜかって?
読者が記事をクリックしてくれないからです。
わざわざ「続きを読む」って押さない。
だって、AIの答えで満足しちゃってるから。
つまり――
「読まれない」
「収益も発生しない」
…っていう、三重苦。
SEO対策が効かない未来?
今まではね、SEOのコツを抑えれば、
ある程度は検索上位を狙えたんです。
・見出しにも散りばめて
・専門的っぽい内容を書いて
って感じで。
でも、AI Overviewsは違う。
ユーザーの検索意図をAIが先読みして、
最もふさわしい回答を勝手に組み立てる。
で、ブログの一部が使われることはある。
でも、記事全体が評価されるわけじゃない。
つまり、努力して書いた渾身の記事が、
「1行だけ拝借されて終わり」
なんてことも普通に起きる。
うん、泣ける...
検索の主役がAIになる時代
この変化は、めっちゃデカいです。
たとえるなら――
・旧検索=スーパーで食材を選んで料理する感じ
・AI検索=弁当が勝手に届く感じ
どっちも便利ではあります。
でも、主体性はどっちにある?
…そう。
弁当を食べるだけじゃ、
腕も上がらないし、
選ぶ力も育たない。
ユーザーの検索力が落ちる?
AI Overviewsの世界では、
「質問の仕方」がますます大事になります。
なぜなら――
答えはAIが出してくれるから。
でも、問いを出すのは人間だから。
つまり、こういう未来が見えます。
・うまく質問できた人だけが、欲しい情報にたどり着ける
・質問があいまいだと、表面的な答えしか返ってこない
うん、これはヤバい。
検索力じゃなくて、
「問いの力」が求められる時代になるってこと。
…あれ?
もしかして、
これって…
AI時代に残る記事・消える記事の分かれ道
記事の棚卸し、してますか?
──ある日、ふと...
自分の記事を読み返して思ったんです。
これ、ほんとに
残るかな?
正直なところ、ヤバかった。
当時の僕はとにかく
文字数を稼ぐことばかり意識してて、
・似たようなことを何度も言ってる
・読者の疑問に、答えてない
そう、答えてないの。
読者の疑問や質問。
つまり「問い」に、ちゃんと向き合ってなかった。
でもね、
AI Overviewsの世界ではそれ、致命傷です。
「問い」に答えてないと、AIに無視される
AI Overviewsが
どんな記事を引用するかというと…
✔ はっきりと結論がある
✔ 質問の意図に沿った答えが書かれてる
✔ 無駄な脱線が少ない
つまり、読者の
知りたい!
にちゃんと答えてる記事。
逆に、
・前置きが長すぎる
・話が右往左往してる
・専門用語ばかりで伝わらない
こういう記事は、AIが拾ってくれない。
SEO時代なら「長文=有利」だったけど、
AI時代は「短くても的確」が勝ち。
そう、ここでも時代の流れが変わってる。
見出しで勝負が決まる?
AI Overviewsは、構造化された記事を好みます。
たとえば、
H2:子どもの歯が痛いときの対処法
H3:まず冷やす
H3:すぐに歯医者に行くべきタイミング
みたいに、「読みやすく整理されてる文章」
箇条書き、見出し、小見出し。
これらがAIの読解力を助けるからです。
逆に、ズラズラと改行なしで
テキトーに書かれてる日記風ブログは、
AIにとって解読不能。
(この記事もスルーでしょ)
読者だけじゃ、もうダメ。
AIにも読みやすくないと、
スルーされる時代なのです。
「問いの立て方」がすべてを左右する?
で、ここが一番のポイント。
AI時代に残る記事ってのは――
いい問いから生まれる。
たとえば…
❌「おすすめの冷凍食品」
✅「子どもが夕飯を食べないとき、頼れる冷凍食品は?」
❌「掃除のコツ」
✅「介護中の在宅家庭でも続けられる掃除ルーティン」
AIが拾いたくなるのは、
「具体的な疑問に答えてる記事」。
だから、書き手は疑問を深掘りしなきゃいけない。
・なぜ、それを知りたいのか?
・誰に向けて書くのか?
・読者はどんな状況にあるのか?
それを突き詰めて書くと、AIにも伝わります。
答えるのではなく、共に考えるという手もある
これは裏ワザだけど、「答えを出さない」
っていうスタンスも、時には有効です。
たとえば…
という問いに対して、
「正解はありません。ただ、私はこんな工夫をしてます」
みたいに、共感型でまとめる記事。
これ、読者にはめっちゃ刺さる。
AI Overviewsには拾われないかもだけど
人間読者には深く届く。
そして、結局は人の心に残る記事が、
最後まで生き残るんですよ。
AI時代に、残る記事とは?
✅ 読者の疑問にズバッと答える
✅ 構造が明快で、見出し・箇条書きが整理されてる
✅ 質問の立て方が具体的
✅ 書き手の体験や想いがにじんでいる
この4つを意識すれば、
AI Overviews時代でもあなたの記事は選ばれます。
あ、もちろん――
「感情」や「葛藤」や「モノローグ」も忘れずに。
AIには書けない人間の声が、
これからますます大事になります。
【AI時代のブログ戦略】どうする?AI Overviewsが選ぶ人間っぽい発信とは
AIに読まれるって、どういうこと?
ある日、うちの冷蔵庫の前でこう思ったんです。
おれのブログ…
AIに読まれてるのか?
そう考えた瞬間、
冷や汗と牛乳が同時にこぼれた。
ほら、なんかさ。
人間に読まれないのは悲しいけど、
AIにも読まれてないって…
なんかもう存在価値がない気がしてくるでしょ?
でもね、安心してください。
AIに読まれるためのコツ、あります。
そして、それって意外と「人間らしさ」なんです。
AIは、結論と根拠を欲しがっている
GoogleのAI Overviewsくんは、こんな子です。
-
端的な結論が大好き
-
でも、その根拠がなきゃ引用しない
-
記事の信頼性を見ている(たぶん)
つまり、
だけじゃダメ。
② 気持ちの切り替えが難しい
③ 家の中が戦場になる
みたいな「理由付き」が必要なんです。
専門家じゃないけど、リアル体験は強い
でもね、
「私はただの兼業主婦(または主夫)です…」
「資格もないし、専門家でもないし…」
って自信をなくさないでOKなんですよ。
むしろ今の時代、
専門家のコピペみたいな記事はAIに任せとけ!
という空気になってきてます。
その代わり、あなたのリアルな声が必要。
たとえば、
「子どもが発熱した日に、納期もかぶって、脳内が炎上」
「義母の介護中、なぜかネットが落ちてZoomが停止」
「タスク管理?そんなん、メモ帳にグチャグチャですわ」
そんな【人間あるある】が、
読者にとっては金言だったりする。
そして、AIには
絶対に真似できない!
3つの「戦略的ネタ出し法」
じゃあ、AI時代に向けて
どんなネタで記事を書くべきか?
3つのポイントを伝授します。
①「自分×読者」の交差点で考える
「自分の経験」と「読者が悩んでること」
この2つが交差する場所に、
良いネタが眠ってると思う。
たとえば、
-
自分:介護中の主夫(僕)
-
読者:在宅ワーカーで親の介護もしてる人
👉 タイトル例:「父の介護とZoom会議、かぶった日の記録」
👉 検索されそうな疑問:「介護中、リモート仕事どうしてる?」
②「負けエピソード」には共感が集まる
正直言うと、「勝ちました!」
「成功しました!」系って、
AIには拾われやすいけど、読者にはウケにくい。
その点、「やらかした話」「失敗談」って
読者向けには最強なんです。
・急ぎすぎて、メールのあいさつが「おつかれです」だけになった話
・副業と育児に追われて、息子のプリントを2週間見てなかった話
・父の介護中に仕事のZoomが始まって、カラオケがBGMになった話
↓
↓
読者:「わかるぅぅぅぅ」
AI:「……まあ、参考になるから拾っとくか」
って感じで、どっちにもワンチャンある。
③検索キーワードより「問いの形」
今まではね、「SEO対策」として
キーワードの盛り込みが重視されてた。
でも、これからは
まったく違う!
どんな問いに答えてるか?がすべて。
だから、記事のテーマを考えるときは、
検索される言葉より【悩みの形】を意識するべし!
AIの時代に、人が書く意味
AI Overviewsが当たり前になる時代。
もしかしたら、
ブログってもう
AIが書いた方が早くね?
みたいな流れになるかもしれない。
けど、僕は思うんです。
人が書く意味って、「不完全さ」だと思う。
迷ったり、ミスったり、感情が揺れたり。
AIにはない「ブレ」こそが、
読み手の心に「ぐっ」と刺さるものを
生むんじゃないかなって。
だから、これからも書き続けましょう。
AIに勝つためにじゃなくて。
AIにしかできないことはAIに任せて、
人間にしかできない「声」を届けるために