AIって、すごいです。
使わないと損!
ってレベルになってる。
僕自身も、育児・介護・副業の現場で、
毎日ガシガシ使ってます。
でもね。
ある日、AIが出力した「たった一言」で、
僕の人生はズレかけたんです。
まだAIが浸透していない頃だった。
些細なことと言えば
それまでなんだけどね...
あれは、副業ブログ記事のネタを、
当時人気だったAIに相談したときのこと。
副業でおすすめのジャンルを教えて!
って聞いただけなんです。
返ってきた答えの中に、
どうしても気になる1文が書いてあった。
「高齢者向けビジネスは、将来性がないので避けましょう」
えぇっ???
思わずフリーズしちゃいました...
一瞬で、心のなかのスイッチが
バチンと切れた。
なぜなら僕は、
後期高齢者の父を在宅介護してるから。
あるいは完全ワンオペで、
疲れていたのかも知れません。
ただ、高齢者を全否定された気がして
どうしても受け流すことができなかった。
「僕、今まさに高齢者の介護してるんだけど?」
「うちの父、82歳なんだけど将来性ないの.....?」
正直、AIに嫌悪を感じて
しばらくは開くことすらしませんでした。
自分がやってること(介護)に、
意味がないように思えてしまったのです...
いや、冷静になればわかりますよ。
これは、単なるAIの偏見なんだってね。
誰かがそういうデータを、
ネットに大量に放り込んだせいでしかない。
学習しただけね?
そういうこと。
だからAIが勝手に、思い込んだだけです。
でもなあ.....
人間って冷静になる前に、
感情が傷つくんだよ。
- AIと共に生きる時代の情報過多問題!人間の心を守るミニマリズム
AIと共に生きる時代の情報過多問題!人間の心を守るミニマリズム

AIの偏見は、意外とエグい!しかも静かに忍び寄ってくる
AIは中立だ!
って、つい信じちゃうんですよね。
でも本当はーーー
AIは、人間よりずっと偏見まみれかもしれない。
たとえば、2018年に話題になった
女性という理由だけで、
エントリーシートをはじかれたとか...
理由は単純です。
Amazonの過去10年の採用実績は
「男性エンジニアが多い」
というデータを学習したから。
だからAIが勝手にこう判断した。
「エンジニア職=男。女性は不採用にしたほうがいい」
いやいや...
どこの昭和だよ
なにが怖いって、AIは
「これは偏見です」って
認識してくれないことです。
あたかも当たり前のように差別してくる。
実は画像生成AIも、そうなんですよ。
「日本人女性 エンジニア」と打ち込むと、
やたらメイド服っぽい女性が出てきます。
「貧困 南米 少年」と入力します。
すると、ボロ布をまとった子どもが
泥まみれで出てきたりするんです。
でもこれ、ぜーんぶネット上にある
僕たち人間の思い込みのコピー。
AIは単に拡張して、
パワー倍増で出してくるだけです。
つまり。
AIは、差別をやめるどころか、
差別を高速で拡散する道具にもなりうるってこと。
ダマされて傷ついたのは、誰のせい?

ちょっと話を戻すと、
僕もAIの偏見にやられたワケです。
でも、実はそのあとーーー
もっとやっかいな体験もしてしまいました。
フェイクニュースの拡散に、
巻き込まれたときの話です。
っていう、やたらリアルな記事。
当時Twitter(いまのX)でバズってた。
いつもなら、まったく気にも留めないのに
どうしても目に入ってしまったんです。
だって、僕が勤めてた会社の名前が入ってたから。
うわ、やばっ!
潰れるのか?
と思って、親にLINEまでしちゃいました。
自社株、売っといたほうがいいかもって。
でもね。
結局、全部AIの創作だった。
記事の最後に小~さく
「この記事はAIによって生成されたもので、真偽は保証しません」
って書いてあった。
気づいたときには、
親にも言っちゃってたし、
Twitterでもちょっと反応しちゃってた。
もうね...
恥ずかしいやら、腹立たしいやら。
「僕がバカだった」って言われたら
それまでなんだけども。
でもこれ、僕だけの話じゃないはずです。
情報過多は、もはや現代の公害です!

もう情報いらない...
最近、本気でそう思う瞬間がある。
育児と介護と副業に追われてると、
スマホを開くだけで目がシパシパする。
Xのタイムラインには、「役立つノウハウ」
「意識高いアドバイス」が秒単位で流れてくる。
ありがたい。
でも多すぎる。
なんでこんなに押し寄せてくるの。
1日で受け取る情報量=江戸時代の人の1年分

よく聞く話かもしれません。
現代人が1日に受け取る情報量って、
江戸時代の人の1年分に匹敵するらしいです。
はぁ? 1年分?
そりゃ、疲れるはずだよ.....
情報の洪水の中で、
僕らの脳はどんどん過労になってる。
昔なら道を歩いてたら看板があって、
チラシをもらって...ってレベル。
今はポケットに入ってるスマホが、
1秒ごとに新しい情報をぶち込んでくる。
「今のうちに稼がないと後悔します!」
「最新のAI副業はこちら!」
「この習慣をやってない人、人生終わってます!」
いや、こっちは今、
洗濯物を取り込んでる最中なんだが?
情報が多すぎると、むしろバカになる

僕は、情報大好き人間。
AIも副業も調べまくるし、
検索も得意だと思ってる。
でも、最近気づいたんです。
情報をたくさん集めるほど、
決断できなくなるってことに。
たとえば、こんなことありませんか?
-
5つの副業を比較しすぎて、どれにも手が出せなくなる
-
YouTubeで商品レビューを見すぎて、結局なにも買えなくなる
-
ChatGPTの出力を何回もやり直してるうちに、1日が終わる
これはもう、情報中毒という名の思考停止。
情報を集めてるつもりが、
実は、脳を占領されてるだけなんです。
【知ってる】と【使える】は、まったくの別物
大事なのは、情報量じゃありません。
その情報で、
行動できるか?
に尽きます。
つまり。
ノウハウを10個知ってる人より、
1個でも実際にやってみた人のほうが強い。
ミニマリズムって聞くと、
持ち物を減らすことだと思いがち。
でも実は、
「行動できる情報だけを残す技術」
でもあるんですよ!
情報断捨離=心のミニマリズムで僕がやってること

もう無理...
情報疲れた...
そんなふうに思ったとき、
僕がはじめたのが情報のミニマリズム。
ミニマリズムっていうと、
「白い部屋で観葉植物一つだけ」
「カバンの中にモノが2個だけ」
ちょっとストイックに、無理してる。
そんなイメージがあるかもしれない。
っていうか...無理です、そんなの。
クソ忙しい兼業主夫には、
まず現実的じゃない。
でも、情報のミニマリズムならできます。
スマホの中の押し寄せる情報を、
自分なりに取捨選択する。
それだけで、かなり頭がスッキリすします。
具体的には、こんなことです。
①SNS断食は、週にたった1日でOK
Xって、情報の宝庫ですよね。
同時に、心をざわつかせる装置でもある。
-
あの人はもう月収50万か...
-
え、まだその副業やってるの?って言われてる
-
ChatGPTの使い方、もう遅れてるってマジか
- みんなキラキラなのに、わたしは...
なんか自分がすごくダメな気がしてくる。
だから僕は、毎週1日
SNS断食の日を設けてます。
スマホを丸1日だけ封印する。
それだけ。
やってみると分かりますよ。
誰の言葉にも反応しなくていい1日って
めっちゃラク!
ちょっとした情報デトックスです。
②ChatGPTで答えを出す前に、5分考える
AIって便利だけど、使いすぎると、
自分の脳がサボり出します。
だから僕は、質問する前に
「5分間、自分の頭で考えてみる」
ルールを作ってる。
たとえば記事テーマを考えるときも、
いきなりAIに聞かない。
「最近困ったことなんだっけ?」
「自分が共感した話ってなんだっけ?」
って、ちょっとだけ自問するんです。
これやるだけで、AIの出力が
グッと自分の言葉に近づくんだよね。
まず自分で考える。
最後にAIに補足してもらう、
くらいがちょうどいいと思う。
③ニュースは1日1メディアだけ見る
情報収集好きだった僕は、
その昔、こんなことしてました。
-
Yahooニュース
-
SmartNews
-
NHKの速報
-
Xでトレンドチェック
-
海外メディアの翻訳ニュース
あっというまに1時間経ってた。
なんなら毎朝です。
今は、「NHKニュースだけ」って決めてる。
それも1日1回。
朝だけ見る。
結果、何が起きたか?
-
頭がスッキリする
-
どうでもいい不安が減った
-
夕方に「また新しいニュース…」って落ち込まなくなった
知りすぎない自由って、あるんですよね。
④これ、僕に関係ある?でフィルターをかける
情報が押し寄せてきたとき、
心の中でひとこと唱える。
これって...
僕に関係ある?
副業情報でも、AIツールの新機能でも、
たいていの情報は興味はあるけど関係ない。
そんなもんです。
たとえば、
「投資×AIで1億稼いだ方法」→関係なし
「子育て主婦が使ってるChatGPT時短術」→ちょっと関係ある
「高校生の息子に伝えたい、AIとの付き合い方」→超関係ある
関係あるフィルターを通すだけで、
脳の中がすごく静かになります!
AIに飲まれる人と、うまく使いこなす人の違いって?

最近、よく思うんです。
「AIで損してる人」
「AIで助かってる人」
何が違うんだろう?
同じツールを使ってるはずなのに、
片や、フェイクに踊らされて炎上。
片や、毎日を軽やかに乗りこなしてる。
その差は、意外にもシンプルです。
反応的な人 vs 意図的な人
AIに飲まれる人って、
とにかく反応的なんですよ。
-
ChatGPTの答えをそのまま信じる
-
怖いニュースに即リツイート
-
流行ってるから!と言われてすぐ飛びつく
言ってしまえば、心が受動的な状態。
スマホとAIに、感情のハンドルを奪われてる。
一方、AIをうまく使いこなす人って、
意図的なんです。
-
ChatGPTに聞く前に、まず考える
-
情報の「出どころ」を見る
-
使う目的が明確(例:「時短のために使う」など)
AIを道具として使っていて、
決して主導権を手放してません。
知識が多い人 vs 軸がある人
もうひとつ、大きな違いがあります。
「知識があるかどうか」よりも、
「自分の軸があるかどうか」。
情報過多の世界では、
たくさん知ってる人が勝つわけじゃない。
「何を選ぶか」
「何を無視するか」
がすごく重要になるんですね。
僕は、ChatGPTを使うときに
「自分が今どんな目的で聞いているか?」
をちゃんと意識するようにしてます。
-
記事の構成を整理したいのか?
-
ネタ出しをしたいのか?
-
自分の不安を言語化したいのか?
目的のフィルターがあると、
AIの出力もぐっと精度が上がる。
そして何より振り回される感覚がなくなる。
情報に使われる人じゃなく、情報を選ぶ人になる
これからの時代、
AIはどんどん進化します。
もっと便利に、
もっと速く、
もっと多くを与えてくれるでしょう。
でもね。
その分、自分の思考の余白が削られていく。
-
考える前に、AIが答えてくる
-
調べる前に、まとめ記事が出てくる
-
選ぶ前に、「あなたへのおすすめ」が表示される
超便利だけど、とても危ういです。
AIに使われる人生になるか、
AIを使いこなす人生になるか。
分かれ道は、情報を捨てる力
にあるんだと確信してます!
AIに壊されないために、いま僕らができること

僕はAIに、ちょっとだけ人生を
狂わされかけました。
ChatGPTの何気ない出力にモヤモヤして、
嘘のニュースに振り回されて、
自分の判断すら信じられなくなった。
でもね。
あのとき、自分の頭で考えることを
やめることはなかった。
今は、本当に良かったと思ってます。
AIは敵じゃない!でも、親友でもない
AIは、すごく便利。
間違いなく人生の助けになります。
でも、そのまま信じるには、
まだちょっとクセが強すぎです。
-
偏見を持つこともある
-
嘘を平気でつくこともある
-
本人に悪気がないのが、逆に怖い
だから、AIを鵜呑みにせずに、
うまく付き合う力が必要なんだと思う。
情報を減らす=思考の余白を取り戻すこと
情報を断捨離してから、
僕の中で変わったことがあります。
-
朝、スマホを見ないで過ごせる日が増えた
-
SNSで他人の成果に焦らなくなった
-
息子との会話に、ちゃんと向き合えるようになった
別にスピリチュアルでもなんでもない。
脳のノイズを減らすってだけで、
感情がちゃんと戻ってきますよ!
AIに壊されるのは、思考を手放したとき

AIの出力が間違ってるかどうか。
それを見抜けるのは、
僕らの人間的な判断力しかありません。
つまり。
思考を手放したときに、僕らは壊される。
逆にいえば、たとえ不器用でも、
自分の頭で考える人なら大丈夫。
AI時代をちゃんと生き残れる。
-
情報を全部集めようとしない
-
すぐに答えを求めない
-
これ、本当に自分に必要?と立ち止まる習慣を持つ
たったそれだけなんです。
未来の時代に必要なのは、
もっと知る力じゃない。
要らないものを手放す勇気です!
ChatGPTも、画像生成AIも、
どんどん進化していくでしょう。
でも、どれだけ進化しても、
僕たちの心までは代われない。
AIに壊されないために。
そして、AIと一緒に
人生をアップデートしていくために。
今日から少しだけ、
情報のミニマリズムを試してください。
振り回された僕が言うんだから、
わりと説得力あると思う...笑