ビングって何なの?
使えないって本当?
Bing(ビング)とは検索エンジンです。
Google(グーグル)と同じように、検索キーワードを入力すると、適切な答えを返してくれます。開発・運営元は、あの有名なMicrosoft社です。
えっ?知らないですか...まあ無理もありません。僕もブログを始めるまで、正直に言って知りませんでした。
✔Bingって使えるの?
✔Googleとの違いを教えてほしい
✔ブログで活用する方法を知りたい
✔Googleに記事がインデックスされない
✔Bingのページ評価基準を知りたい
このような疑問や悩みを解決します。
Bing検索エンジンは、圧倒的なシェアを誇るGoogleに隠れて、影の薄い存在でした。
ところが2023年2月。OpenAI(オープン・エーアイ)の開発した大規模言語モデル、GPT-4を搭載したBing AIチャットをリリース。
検索エンジンと連携させることで、次世代型検索エンジンとして生まれ変わりました。世界中のユーザーが、検索エンジンの革命を予感するほど、大きな衝撃が走ったのです。
Bingは元々、Googleとは異なる独自のページ評価基準を持っています。そしてついに、AIチャットまで搭載したのです。今後の展開が楽しみでなりません。
また、Googleで記事がインデックス登録されず、ブログを辞めたくなってる人もいるでしょう。そんなあなたでも、Bingを使いこなすことで未来が変わる可能性があります。
Bingが悩めるあなたを、きっと救ってくれますよ!
Bing検索は使えない?は嘘!検索エンジンの評価基準の違いを活用しよう
Bingは使えないの?
Bingは使えない!と言ってる人がいます。
嘘です!
そもそも検索エンジンとしての国内シェアが、2021年11月時点では、10%もありませんでした。なのに、使えない!という意見が多かったのが驚きです。
だって9割の人はBingを使ってすらいないから、使えるか?使えないか?を分かるはずがないのです。
知らないでしょ?
その通りです。たとえ何であっても、実際に使ってみないと良さは分かりません。
事実として、2023年2月のBing AI搭載以降、シェアは急速に拡大してます。Googleの牙城を崩し始めているのです。
2023年11月18日時点で、過去1年間のシェアを確認してみましょう。まずは日本とUSAでの、PCのシェア比較からです。
検索エンジンシェア比較【PC】国 Yahoo Bing 日本 71.74% 8.91% 18.28%USA 78.27% 3.87% 15.06%※2022年10月~2023年10月までの数値
意外と使ってる!
そうなんです。PCを使ってる人の18%が、Bingを使ってます。2021年11月に10%未満だったシェアが、大きく伸びているのです。
さらに詳しく見てみましょう。
【日本の検索エンジンシェアPC】
2022年10月~2023年10月
上記画像から数字を拾って下記にまとめました。
検索エンジン |
日本国内でのシェア |
---|---|
|
71.74% |
Bing |
18.28% |
Yahoo! |
8.91% |
Yahooが8.91%しかありません。すでにBingに追い抜かれてしまいました。
下記は推移グラフです。2023年5月あたりから、BingとGoogleに大きな変化が見て取れます。間違いなく、Bing AIの影響です。
Googleが下がり、Bingが上がってます。つまりシェアを奪ったと考えるのが、ごく自然な見方でしょう。
続いては、USAのシェアと推移です。
【USAの検索エンジンシェアPC】
2022年10月~2023年10月
検索エンジン |
USAでのシェア |
---|---|
|
78.27% |
Bing |
15.06% |
Yahoo! |
3.87% |
日本の方が、Bingのシェアが高くなってます。数年前はUSAの方が、Bingを使う割合が高かったです。これも大きな変化と言えます。
下記は推移グラフです。
日本ほどではありませんが、同じ2023年5~6月頃から緩やかに変化が見て取れます。
推移グラフで見ると、Bingは安定した需要があることが良くわかります。特に日本では、ユーザーが一気に増えているのが事実なのです。
こんなにいるんだ
使ってる人!
ただしスマホに関しては、様子が全く違います。日本では、ほぼ誰も使ってません。
【日本の検索エンジンシェア・モバイル】
2022年10月~2023年10月
検索エンジン |
日本でのシェア |
---|---|
|
79.7% |
Bing |
0.58% |
Yahoo! |
18.7% |
0.58%ですから、誰も使ってないに等しいです。専用アプリのダウンロードなどが、やや敷居を高くしてる可能性があります。
USAも同様です。モバイル端末では、ほとんど使ってません。DuckDuckGo(ダックダックゴー)に負けているという、信じられない状況です。
【USAの検索エンジンシェア・モバイル】
2022年10月~2023年10月
検索エンジン |
USAでのシェア |
---|---|
|
94.83% |
Bing |
1.23% |
Yahoo! |
1.89% |
DuckDuckGo |
1.75% |
このことから、よ~く分かることがあります。
Bingは、パソコンでしか使わないという事実です。
なんで?
スマホでBing AIチャットを使うには、専用アプリのダウンロードが必要です。だから、単にめんどくさいだけの可能性もあります。
でも僕は、下記が大きな理由だと思っています。
職場で使うパソコンのOSは、Windowsがほとんどだと思います。わざわざ値段の高いIOS(MAC)を使うのは、限られた部署や企業だけでしょう。
つまり、パソコンを買った時の初期設定ブラウザは、Microsoft Edge(マイクロソフト・エッジ)ばかりなのです。そしてエッジには、もれなくBingが付いてます。
わざわざGoogle Chrome(グーグル・クローム)やFirefox(ファイヤーフォックス)に変えるより、最初から入ってたBingをそのまま使った方が楽です。つまりGoogleである必要がないと言えます。
さらにはBingAIチャットを搭載したので、仕事中に分からないことがあったら何でも一発回答してくれます。こんなにうれしいことはありません。
上記の2点が、Bingが安定的に使われてAIチャットで急成長しつつ、スマホで全く使われない理由でしょう。
正直に言えば、Bingが使われる理由は、どうでもいいんです。
僕たちブロガーにとって重要なことは下記。
PCの検索やAIチャットで、18.28%の人がBingを使っているという事実
使えないなんて言ってないで、最大限に活用していきませんか?
Bingを最大限に活用する5つの方法
Bingはブロガーの強い味方です!
ここからはBingを味方にして、ブログ運営を円滑にする方法を解説していきます。
①Bingのインデックススピードは超速
②Bing独自のインデックス基準
③Bingの独自の評価基準で順位付け
④Bingはブロガーのモチベーションを高める
⑤Bing AIが記事作成をアシスト
①Bingのインデックススピードは超速
Bingは、記事のインデックス登録が超速いです。
僕の実体験からお話します。
そもそもBingに着目したのは、2021年の4月頃でした。その理由は、Googleに記事がインデックスされなかったからです。
現在もサイトによっては、記事がインデックスされない現象が続いてる場合もあります。ただし当時は、Twitter(X)のトレンドに上がるぐらい、頻発していました。
インデックスされない状況を、何とかしたい!それがキッカケです。
Googleにインデックスされない件が、3回連続した僕は、かなりモチベーションが下がってました。時間と労力を使って書いた渾身の記事。
未登録だと?
怒りに震え、悲しみに沈み、失望の日々...
そんな時に、ふとBingを思い出しました。Googleにインデックスされない3記事を、試しに検索してみたのです。すると何と、3記事とも表示されていました。
それどころか3記事とも、特定キーワードで1ページ目表示(10位以内)。僕は興奮しながら、ほぼ無関心だったBing Web マスター ツールを、すぐにサイトと連携したのです。
凄い~
ツールで確認したところ、最新の3記事+4記事がインデックス済(当時の全記事数は計28記事)。未登録記事が多いのは、サイトマップ送信もしてないので、当然と言えば当然です。僕は、下記を実行しました。
- サイトマップ(xmlとfeed)を送信
- 未登録記事URL(21個)をすべてURL検査
- 未登録記事URLをインデックスリクエスト
- 過去の削除記事のキャッシュ(8個)を削除ツールで送信
この時点では、まだ半信半疑です。あまり期待はしていません。
- 翌日
・18記事新規インデックス済
・削除記事キャッシュ8個すべて削除完了 - 翌々日
・3記事新規インデックス済(全記事完了)
・2種サイトマップ全記事検出済
なんと2日で全記事が完了という、信じられないスピードです。
これに気を良くした僕は、当日の12時に1記事を公開しました。Google Search Console(グーグル・サーチコンソール)には、インデックス登録のリクエストを送りました。ただしBingWebマスターツールには、実証実験のつもりで、あえて何もしなかったのです。
そして、あり得ないだろうと思いつつ、30分後の12:30にBingで検索すると?
間違いありません。公開後30分の記事が、検索結果に表示されてます。
超速です!
もう一度言います。
Bingは、記事のインデックス登録が超速いです。
②Bing独自のインデックス基準
僕は被リンク対策を兼ねて、サイトの認知度を上げる為に、様々なサイトへ登録をしてます。
例えば、下記のようなサイトです。
- 日本ブログ村
- 人気ブログランキング
- FC2ブログランキング
- はてなブログ
- みんなのブログランキング
- ブログサークル
- はてなブックマーク
- ニュースピックズ
- tumblr(タンブラー)
各メディアに、自分のサイトURLや記事URL、プロフィールなんかを登録します。このプロフィールページが、インデックス登録されているかどうか?僕は興味本位で、調べてみたのです。
すると面白いことが分かりました!
メディア名 | Bing | |
---|---|---|
日本ブログ村 |
〇
|
✕
|
人気ブログR |
〇
|
✕
|
FC2ブログR |
✕
|
〇
|
はてなブログ |
✕
|
〇
|
みんなのブログ |
✕
|
〇
|
ブログサークル |
〇
|
✕
|
はてなブックM |
〇
|
〇
|
NewsPicks |
〇
|
✕
|
tumblr |
✕
|
〇
|
はてなブックマーク以外は、すべて真逆の結果になりました。非常に興味深い結果です。GoogleとBingが、ページをインデックス登録する基準が、全く異なることを示しています。
仮に大きく基準が異なるなら、その違いを利用しない手はありません。Googleがインデックスしない記事を、Bingの上位表示狙いでリライトする方法も、有効な一手です。
③Bingの独自の評価基準で順位付け
同じ記事でも、GoogleとBingでは、表示順位が全く異なります。
【記事タイトル】
ブログは稼げない?主婦に収益化は無理?難しい?解決のコツ10選!
【検索キーワード】
「ブログ」+「稼げない」+「主婦」
【検索結果】
・Google 116位
・Bing 2位
※2021/10/26時点の順位です
こんなに違うの?
何を基準に順位を決めているのか、検索エンジンにしか分かりません。しかし、ここまで差が出ると驚くしかありません。
Bingは、Webマスター ガイドラインで、ある程度の指針を示してくれてます。Googleも、Google検索の基本事項にて、品質のガイドラインを提示してるのです。
とは言え、GoogleのことはGoogleにしか分かりませんし、BingのことはBingにしか分かりません。
でも評価基準が違うなら、違いを利用しない手はないですよね?
僕は2023年5月以降、Bingを意識した記事を書くこともあります。Googleで80位表示だと、ハッキリ言って非表示と同じことです。存在しないも同然。
ならばBingで上位表示を獲得する方が、読んでもらえる可能性は、はるかに高いのです。そもそもBingを見てる人は、会社のPCで見てる人が多く、スマホは誰も見てないことが分かっています。
Bingの検索順位決定の、評価基準を研究しましょう。そして仕事中の人、会社にいる休憩時間の人にペルソナを設定し、コアな記事を書くのです。
ターゲットに向けて話しかければ、届かなかったはずの属性の人に、新たに届く可能性が高まります!
④Bingはブロガーのモチベーションを高める!
僕がBingに着目した理由は、Googleに記事がインデックスされなかったからです。当時は本当に、本当にツライ思いをした記憶があります。記事を書く気が失せるというか、まるで獲物を見失った狩人のように...
Bingがあるじゃん!
元気出そうよ!
その通りです。検索エンジンは、Googleが全てではありません。
Bingがあるじゃないですか?
こうして僕はBingに救われました。失いかけていたブログへの情熱を、目標へのモチベーションを、Bingが気づかせてくれたのです。
Googleに、そっぽを向かれてツライあなた。検出-インデックス未登録を、見続けている人。Bingがある限り、書き続けましょう。
BingのWebマスターツールは、連携必須です。
※SEOツールが無料で使える
⑤Bing AIが記事作成をアシスト
2023年2月以降、Bing検索にはAIチャット機能が搭載されました。記事を書きながら、必要な調査や情報収集が、簡単にできるようになったのです。
Bing AIを使うことで、効率的に記事を仕上げることができます。SEO対策も、より簡単に実行可能です。記事のアイキャッチ画像も、高品質なイラストやアイコンも、数十秒で作れます。
使いまくろう!
まとめ:Bing検索独自の評価基準を活用する方法
では簡単にまとめます。
- Bingは使えない、は嘘です。活用の仕方次第で、非常に有益なツールになります。
- Bingを最大限に使う5つの方法
①Bingの超速いインデックススピードを活用する
②Bingのインデックス基準の独自性を学ぶ
③Bing検索順位決定の評価基準の独自性を活かす
④Bingはブロガーのモチベーションを高める
⑤Bing AIを記事作成アシスタントで使う - Bingの独自性やBing AIを活用すれば、効率的に記事を書き続けられます!
検索エンジンシェアで、断トツのGoogle。インデックス登録されなければ、どうにもならない!というのも、一つの真実なのかもしれません。
しかし、Bingのおかげである言葉を思い出しました。
ユーザーファースト!
他ならぬ、Googleのトップミッションです。僕はGoogleばかり見て、ユーザー(読者)を見てませんでした。
気づかせてくれたBingに、心より感謝です!
本記事公開 2121/10/26 16:32
・Google=検出-インデックス未登録
・Bing=17:00時点でインデックス済
【検索キーワード】
「Bing」+「使えない」
【登録直後のBing表示順位】
オーガニック検索 第2位
※2023年11月18日追記
Googleも直後に、無事にインデックスされました。現在も上位に表示頂いてます。